パリと言えば、エッフェル塔やルーブル美術館、シャンゼリゼ通りのような輝かしい名所がすぐに頭に浮かびますよね。しかし、それらの名所だけがパリの魅力ではありません。パリは美術や音楽、ファッションの都であると同時に、多くの美しい公園や庭園をが存在する都市でもあります。この記事では、喧騒から離れ、自然と触れ合い、リラックスするのに理想的なパリの公園をご紹介していきます!
Jardin du Luxembourg(リュクサンブール公園)
パリで一番美しい庭園の一つのリュクサンブール公園は、パリの6区に位置し、約23ヘクタールの広さを持つ公園です。母親であるマリー・ド・メディシスによって息子のルイ13世のために造られた公園内にはリュクサンブール宮殿が位置し、今もなおフランスの元老院(上院)として使用されています。見ていても飽きない庭園を見ながら、ウォーキングやピクニックを楽しむのに最適な公園です。
規模:★★★☆☆
自然:★★☆☆☆
造形美:★★★★★
ローカル度:★☆☆☆☆
Jardin des Tuileries(テュイルリー庭園)
ルーブル美術館とプラス・ド・ラ・コンコルドの間に位置するテュイルリー庭園は、木々が生い茂る空間で、散歩や読書、ランニングなどを楽しむのに最適な公園です。公園のいたるところには美しい彫像があります。フランスで最初に公開された公園であり、1564年に造られました。ルーブル美術館の鑑賞後、疲れた体を癒すのにも最適な場所です!
規模:★★★★☆
自然:★☆☆☆☆
造形美:★★★★★
ローカル度:★☆☆☆☆
Parc de Buttes-Chaumont(ビュット・ショーモン公園)
パリの19区に位置するビュット・シューモン公園は、人工ながら湖や滝を楽しむことができる自然に囲まれた公園です。元々採掘場で荒廃していたこの地は、ナポレオン三世の治世下で公園へと生まれ変わりました。人工島の上に聳え立つ神殿は、この公園最大の見どころといえるでしょう。ウォーキング、ピクニック、ヨガを楽しむカップルや友人、家族連れが目立ち、ゆっくりとした時間を過ごすのに理想的な公園です!
規模:★★★☆☆
自然:★★★★☆
造形美:★★★★☆
ローカル度:★★★★☆
Bois de Boulogne (ブローニュの森)
パリの西部、16区に位置するこの公園は、約850ヘクタールの広さを誇る広大な公園です。森の中を散歩したり、ボートに乗ったり、サイクリングを楽しんだりとレジャーには最適な公園です。パリ市内にあるにもかかわらず、都会の喧噪を離れてリラックスすることができる絶好のロケーション。昼には多くの家族でにぎわいます。ただし、日が暮れた後は売春など治安の悪化が懸念されるので、夕方までに帰宅することをオススメします。
規模:★★★★★
自然:★★★★★
造形美:★★☆☆☆
ローカル度:★★★★☆
Bois de Vincennes (ヴァンセンヌの森)
かつてフランス王の狩猟の森として使われたヴァンセンヌの森は、現在はパリ最大の公園として市民に解放されています。公園内には動物園や、植物園、加えて中世から残るヴァンセンヌ城があり、一日中過ごしていても周り切れないほどの規模を誇ります。不定期でジャズライブなどのイベントも開かれており、レジャーを楽しむにはもってこいの公園です。
規模:★★★★★
自然:★★★★★
造形美:★★☆☆☆
ローカル度:★★★★☆
Parc de la Villette (ラ・ヴィレット公園)
パリの運河沿いに広がるラヴィレット公園は、35ヘクタールの広さを誇る現代的な公園です。公園内には、シテ科学産業博物館やシテ・ド・ラ・ムジーク(音楽博物館)、フィルハーモニー・ド・パリなど、科学や文化に関する施設がたくさん位置しています。夏の夜には、約1か月間に渡り、屋外で映画を上映するイベントが無料で開かれます。
規模:★★★★☆
自然:★★★★☆
造形美:★★★☆☆
ローカル度:★★★★☆
Champs de Mars (シャン・ド・マール)
パリの7区に位置するシャンドマール公園は、エッフェル塔の足元に位置する広大な芝生が広がる公園です。特にピクニックには最適の場所で、夕方以降はエッフェル塔のシャンパン・スパークリングを至近で見ることができるので、多くの人がワインやチーズを楽しんでいます。
規模:★★★☆☆
自然:★★★☆☆
造形美:★★☆☆☆
ローカル度:★☆☆☆☆
Jardin des Plantes (パリ植物園)
パリの5区に位置するこの庭園は、植物園、動物園、自然史博物館などがあり、自然に関して学ぶのに最適な公園です。構内に広がる植物園はパリ最大級のもので、クリスマスシーズンにはライトアップされ、多くの人が訪れます。フランス最古の植物園であり、元々は医学用の植物を栽培する目的で1635年に設立されました。
規模:★★★☆☆
自然:★★★★☆
造形美:★★★★☆
ローカル度:★★★☆☆
Parc Monceau (モンソー公園)
パリの8区に位置するモンソー公園は、8.2ヘクタールの他と比べると比較的小さな公園です。美しい彫像、石造りのアーチ、そして人工の池があり、小さな公園ながらレジャースポットとして地元の人に愛されています。綺麗に整えられた芝生が最高で、日光浴や読書、ピクニックにうってつけの公園です。公園にはナポレオンの兄ジョゼフ・ボナパルトの家があります。
規模:★☆☆☆☆
自然:★★★☆☆
造形美:★★★☆☆
ローカル度:★★★★☆
Parc de Belleville (ベルヴィル公園)
パリの20区に位置するこの公園は、ビュット・ショーモン公園の近くに位置し、ベルヴィル地区の丘の上に広がっています。公園からはパリの絶景を眺めることができるので、近くのカフェでサンドイッチやコーヒーをテイクアウトし、ピクニックをするのがオススメです。公園内にはフローラル・ガーデンがあり、花の香りに包まれる幸せな時間を過ごすことができますよ。
規模:★★☆☆☆
自然:★★★☆☆
造形美:★★☆☆☆
ローカル度:★★★★☆
Parc André Citroën (アンドレ・シトロエン公園)
パリの15区に位置するこの公園は、現在は現代的なランドスケープデザインと二つの大きな温室が特徴です。噴水や人口の川もあり、夏には子どもたちが水遊びを楽しんでいます。名前にもある通り、かつてはシトロエンの自動車工場が位置していました。公園の中心には気球があり、天気のいい日には17ユーロでパリの上空に上がり、他では見ることのできない絶景を見ることができます。
規模:★★★★☆
自然:★★★☆☆
造形美:★★★★☆
ローカル度:★★★★☆
Parc Georges-Brassens (ジョルジュ・ブラッサンス公園)
パリの15区に位置するこの公園は、非常にローカルな公園といえるでしょう。旧馬市場の跡地に広がるこの公園は、かつて使われた馬市場の建物がそのまま利用されています。土日にはここで古書の市場が開かれ、地元の人を中心に賑わいを見せています。有名なヴァンヴの蚤の市からも近いため、土日をヴィンテージショッピングで過ごすのにオススメです。
規模:★★★☆☆
自然:★★★★☆
造形美:★★★☆☆
ローカル度:★★★★★
Parc de Bercy (ベルシー公園)
パリの12区に位置するベルシー公園は、自然と都市が融合した大きな公園です。公園は三つの庭園(ロマンティック・ガーデン、フラワー・ベッド、キッチンガーデン)で構成されていて、それぞれ違った雰囲気を楽しむことができます。映画館や飲食店が立ち並ぶ商業施設ベルシー・ヴィラージュに直結しているので、映画やご飯を楽しむついでに訪れるのがオススメです。
規模:★★★☆☆
自然:★★★★☆
造形美:★★★☆☆
ローカル度:★★★★☆
いかがでしたか?華やかな街のイメージのあるパリですが、たまには公園でのんびりとした時間を過ごすのも最高です。今回紹介した場所以外にもパリにはたくさんの公園があります!皆さんもお気に入り公園を見つけてみてください!